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7番でティショットが入りかけ。5差7位浮上の星野陸也「優勝も目指しつつ」(欧州3日目)

決勝ラウンドに入った大会3日目。欧州・DPワールドツアーの「ラアス・アルハイマ選手権」で、日本ツアー6勝の星野陸也が6バーディ2ボギーの「68」。
通算11アンダーまで伸ばして7位タイに浮上した。 Leaderboard - Ras Al Khaimah Championship



この日は強風が吹いたが、9アイアンを握った7番のパー3では「右からの風に乗せたティショットが完璧。入りかけでした」と、ピンを直撃。約30センチに止まり、楽々バーディで見せ場も作った。


「ここの芝はもふもふして、グリーンを外すと寄せるのが難しいけど今日はアプローチもパットも上手くいった」とそつない1日も、満足はさせてもらえなかった。

「きょう、僕と同じ組で回った選手が9アンダーを出しました…」と、「63」であれよと単独の首位に立った南アフリカのザンダー・ロンバードにはちょっぴり嫉妬。

「おかげで自分はパープレーか1アンダーくらいの気分です」と、苦笑交じりに感想を述べたが、「レベルの高い選手たちと一緒にプレーできるのが、本当に凄く楽しい」と、欧州ツアーとしては記念のデビュー戦を満喫している。


昨季日本ツアーの賞金2位で出場資格を得たといっても星野のカテゴリーは、25人いるQスクール選手の次枠に当たり、今大会の出場権が降りてきたのもやっと前週の大会が終わってから。


このままだと次週以降はまた、当分出番が回ってこない見込みで、首位と5打差で迎える最終日は千載一遇の大チャンスである。

「トップ5に入れれば、確実に次週も出られるそうなので、明日は優勝も目指しつつ、まずそこを目標に頑張りたいと思います」。

当初はアジアンツアーの「サウジインターナショナル」に出場するつもりで出発した今回の旅。
このあとまたいったん日本に戻るつもりで出てきたが、帰りの急な行き先変更も望むところだ。


なお、初日に首位発進した久常涼は「75」と崩れて通算7アンダーの23位に後退。
賞金王の比嘉一貴が、「68」と伸ばして久常と並んだ。
岩﨑亜久竜はイーブンパーの「72」。通算2アンダーと伸ばせず、62位タイにとどまった。

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