記事

U.S.Open 2023

1位=チャルングン、2位=永野、3位=石川の3人が出場権(22日・全米オープン日本地区予選)

6月15ー18日の「全米オープン(カリフォルニア州ロサンゼルスCC)」の日本最終予選が22日、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部で行われ、29人が参加。

1日36ホールで争われ、タイのガン・チャルングンが「67-63」を記録し通算14アンダーでトップ通過。

2位は「66-67」の通算11アンダーで、永野竜太郎

「64-72」の通算8アンダーで、3位につけた石川遼の3人が出場権を獲得した。


最終予選会結果「JGA 日本ゴルフ協会」



チャルングンは「全米オープン」初出場。メジャーは2019年の「ミズノオープン」で3位に入って資格を得た「全英オープン」に続く2度目。

この日は、うっかりハウスキャディさんの申し込みをし忘れていたそうで、きゅうきょ、セルフバッグを自ら担いでプレー。不測の事態にまったく自分に期待していなかったそうだが、「最初に5アンダーで回れて、セカンドラウンドもパットが良かった。自分に集中することができた」と、初切符を獲得できた。


「出場するのがひとつの目標でした」という夢の舞台。「簡単ではないことは分かっていますが、しっかり準備して、トップ10を目指したいと思います」と、目標を語った。


2位の永野も初切符。
メジャーは一昨年の全英オープン以来2度目となる。


予選会場となった茨城ゴルフ倶楽部は、水城高校時代や、プロ入り後は2017年に同コースで行われた「日本オープン」でのラウンド経験と、今月最初の女子ツアー公式戦「サロンパスカップ」のテレビ中継で下調べしてから、事前の下見ラウンドへ。

初出場を目指して予習にしっかり時間を割いてきた。


来月の本戦では「今持っている自分のスキルや、ポジションを見てみたい。たとえ打ちのめされるとしても、腕試しがしたい。35歳なりに頑張ってきます!」と、意気込んだ。


石川には2年ぶり7度目の「全米オープン」だ。
会場となるロサンゼルスCCは、開催コースとしてリリースされたときから「憧れていた」という舞台で、出場を目指して3年以上も前から想定練習を重ねていたという。


長年の狙い通に出場権を手にして、「4番ユーティリティを持っていく。200ヤードを越えるラフからのショットが必ず必要となってくる」などと、さっそく攻略のシュミレーションを加速。

「全米オープンのセッティングで試合ができるのはプロゴルファーとして素晴らしい経験。目の前の状況に対処していく。チャレンジを楽しみたい」と、ますます胸を躍らせる。