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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2014

19歳! 稲森佑貴が自己ベストの2位タイ

16年ぶりにトーナメントが開催された福島に、ただひとつ悔いを残してきたとすれば、最後の18番。6メートルのバーディトライは「あとワンパンチ、強ければ」。出来ればやり直したい。カップまで、あと5センチは「あそこだけ、リセットしたい」。

前半は2番から怒濤の6連続バーディは、「どれもが1〜2メートルの下りのスライスライン」。それが、最後に限って「上りのバーディチャンス。久しぶりだったので・・・」。わずかに打ち切れなかった。「入れたかった」と悔やんだ。
途中、リーダーボードを確認して、意外と上が伸びずに、思いがけず優勝争いに加わっていることを知り、その気になった。
「行けるかもしれん」。

でも2打、足りなかった。「これを次に生かす」と誓った。
15歳でプロ転向を果たしてから、4年目の今季は主戦場のチャレンジトーナメントでも、あと一歩及ばずというのが続いており、「今年は最低でも1勝を」。
経費節減のために、いつもバッグを担いでくれる父親と、キャンピングカーでの転戦生活を続ける19歳が、福島での自己ベストを励みに、飛躍を誓った。

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