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ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 2019

最終日の中止に石川遼は「個人的にというよりも…」

最終日の中止が決まると選手会長はすぐに外に飛び出し、雨宿りの観客がすし詰めのギャラリープラザへ。
足場の悪い中でも、早朝から大勢の地元福島のゴルフファンが駆けつけた。
優勝した星野や秋吉、片岡と並んでファンサービスのサイン会を行い、せめてもの感謝を伝えた。

もっとも集客が見込める最終日の中止は、一昨年10月のマイナビABCチャンオンシップ以来。
お天気には勝てないが「残念です。個人的にというよりも、大会として4日間、やりたかった」と石川遼。
最終日の遼チャージを期して、スタートの時を待ったがチャンスは来なかった。
初日こそ、63位タイと出遅れたが2日目は「68」で回り、3日目は1日5アンダーと、順位を上げてきただけに「何か発見があったかもしれないですし、やればやるだけプラスにはなったかなと思う」。
それもかなわず結局、3日目順位の29位タイどまりに「自分としては、もっといいプレーを見せられれば良かった」と2年連続の出場を果たした福島で、その点でも無念。

その分、同事務所の星野陸也のホストVには目を細めて「飛ぶし、飛距離を抑えて打つことを、やらない選手。陸也が頑張ると、ほかの若い飛ばし屋にも刺激になる」と、弟分の躍進を褒めたたえた。

次週の日本プロ(7月4〜7日、いぶすきゴルフクラブ)の会場となる鹿児島県も悪天候が予想されており、「こちらもまた周辺の天候が気になるところ。無事開催されれば」。
再び選手会長の顔で予報図とにらめっこしていた。

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