記事

ホストプロの筆頭、谷原秀人が感謝

後輩の愉快なホストプロ、中西直人(右)もよろしくです©JGTOimages
大学後輩の中西直人や藤本佳則、塩見好輝らに加えて本大会の開催直前には、日本オープン2度の覇者の稲森佑貴が仲間入りしたばかり。

次々と増える”半田ファミリー”の筆頭格だ。
大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)所属のベテラン、谷原秀人は「半田さんは面倒見がいいので。ホストプロが一杯増えていいですね」と、目を細めた。

17年から戦った欧州ツアーから戻って、1年目の今年にこのコロナ禍だ。
「試合が少なくなってしまった中で、こうして開催していただける。みな助かっている」と、選手みんなの思いを代弁。

中止が続く男子ゴルフ救済のために行われた本大会の賞金総額は5300万円で、2日目に予選落ちした選手にも一律6万円が支給される。

また、コロナ禍初の有観客試合で行われ、最終日のこの日31日は秋晴れにも恵まれ、1808人が観戦。無料のお弁当やおでん、焼き芋、季節の果物を配るテントに長蛇の列ができるなど、トーナメント会場が久々にぎわった。
「楽しそうな雰囲気が、プレー中も凄く伝わってきましたよ」。
手厚いホスピタリティと、大会関係者全員の事前のPCR検査を主催者が負担するなど、徹底したコロナ対策にも感謝する。

本大会の開催決定後は、”参謀役”として貢献してきた谷原。
半田晴久・ISPS会長には、国内外での出場経験をふまえて「コースが選手を育てる」と、助言したという。

選手の技術を引き出したり、高めたりするコースセッティングに関して意見交換を交わし、開催コースに反映していただくよう、働きかけたという。

「普段からレベルの高いコースを経験していれば、若い子たちも海外にいって物怖じすることもなくなる。選手が喜ぶならそうしよう、と。僕らの意見を取り入れてくださって、有難かったです」と、改めて礼を述べた。

自身の成績は、55位タイにとどまったが、予選2日目の最終ホールでバーディを奪って、辛くも決勝進出。
「予選落ちしてしまうと思っていたので、本当によかったです」。
3日間を戦い、どうにかホストプロのつとめを果たして安堵していた。

関連記事