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ファイナルQT 下関ゴールデンゴルフクラブ 2023

来季の出場権を賭けた最後の戦いが明日開幕する!

明日から4日間の日程で、山口県の下関ゴールデンゴルフクラブを舞台に、ファイナルQTが行われる。

先週行われたサードQT(3会場)を勝ち抜いたメンバーに今季のシード落ちの選手等を加えた88名が来季の優先出場順位を競うことになる。

その中には連続での賞金シード獲得が14 年でストップした池田勇太もいる。『カシオワールドオープン』が終了した時点での賞金ランキングは69位。「生涯獲得賞金上位25位以上」の特別シードを使うか、それともファイナルQTかの選択に迫られたが、後者を選ぶことに。その裏側には、治療中の顎偏位症(がくへんいしょう)が関係している。今オフにも手術の予定があり、ゴルフにおける重要な感覚的なものも含めて完全復調にはまだまだ時間を要する。もちろん完全に休むという選択もあるが、どれくらいの回復が望めるかも不明。だからこそ、試合に出場できる可能性を残しておくという意味での後者を選択した。

試合に出られる状態になったとしても来年の前半戦は難しいとのこと。

ツアー通算21勝。永久シードを目前に足踏みをしている状態だが、それを達成するための助走期間だと考えれば、今回のファイナルQTへの挑戦も一つの必要なピースなのかもしれない。

 

舞台となる下関ゴールデンゴルフクラブはジャック・ニクラウス設計の戦略性の高いコース。グリーンのアンジュレーションが強く、この日の練習ラウンドを終えた選手は「パット勝負になる」と口をそろえる。来季の出場資格を賭けた最後の戦いは激しい伸ばし合いになりそうだ!