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岩井ツインズの直ドラに感激、ジエさんの人柄に感心。男子ゴルフの心躍る1日

予告どおりに出たー!
5番パー5で、岩井姉妹の直ドラが出た。
ファーストステージの第1組で、直接対決をした男子の蟬川と金谷が歓喜した。



8日の前夜祭での抽選で組み合わせが決まった時も、「やった!ツインズと回れる♪」と、金谷は小躍りしていた。

「プレー中も、直ドラしないの?って、ずっと聞いていたんです。5番でやってくれました。生で見られて満足です」と、大喜びだった。

蟬川も「ドライバーで、めっちゃスプーンみたいに打つんです。スゴかった・・・。それにつきます」と、脱帽していた。


「直ドラに負けない蟬川のプレーもあったんですけど・・・」と金谷もいうとおりに、その5番で275ヤードの2打目を3メートルにくっつけた蟬川のイーグルは、確かに圧巻だった。


それでも、前半のベストボールですでに男子とシニアに9点差もつけた女子のみなさん。

強すぎです。


特に前半最後の9番で、OKイーグルを奪った櫻井心那さん。
「当たりがすごいよくて、ピンにすじって、手応えがありました」と、スプーンでピン横にワンオンした瞬間、ヨンハンは「やる気なくなりました・・・」と、戦意喪失してました。


また、同じく9番で奥からのイーグルパットを沈めた小祝さくらさん。

「美夢有ちゃんと一緒にラインを読んで、修正して、安心して打つことができた」と、2年連続女王の山下さんとの共同作業も息ぴったり。
「2人ともスライスラインが好きではないので、フックラインにつけるようにした」という作戦通りのプレーもおみごと、のひとことです。



最年長キャプテンとして男子ゴルフを率いた石川遼も「女子ツアーのみなさんは、高次元で争っている。男子ツアーよりパーオン率をベースに、高確率をキープして、そこをクリアすることで、あとはどれだけパット勝負に持って行けるか。男子とはゴルフが違う。ほんのちょっと差で、シードが決まると考えると、競争率が高いのが分かる」などと、称えた。


申ジエさんと回った前半、ヨンハンは、同組の平田も、シニアの藤田も、ジエさんの通算勝利数に驚いていたことを、明かした。

「スタートの紹介で、64勝ってコールされて、ありえなくないですか?!って・・・」(ヨンハン)。


ヨンハンが、ジエさんとゆっくり話しをできたのも今まで数えるほどでした


母国のレジェンドだが、ヨンハンでさえジエさんと一緒にラウンドできたのは、これがほぼ初めてだそうだ。

3ツアーズが同じ舞台で競う希有な機会は、誰にとっても年に一度のご褒美のようなもの。後半9ホールは、シニアで初出場を果たしたレギュラー3勝のIJジャンプロと対戦し、「日本で頑張ってきて、この試合で、韓国の先輩と回れるのは嬉しいですし、先輩たちとプレーができて、本当に楽しかった」と、ヨンハンのエクボもヘコむ。


プロアマ戦後にみんなで書いたゲストのみなさんへのお手紙に、美しい漢字でメッセージをしたためていたジエさん。

開催前日の女子チームの決起集会では、「この大会の趣旨は子どもたちのため。みんなで夢や勇気を与えられるように笑顔で頑張りましょう」などと、スピーチをされたと言い、V後の総括でも「それができたと思って、それが一番嬉しいです」。


「素晴らし過ぎます」(ヨンハン)。


「男子プロのテクニックやスピード、攻略を見逃すのがもったいないと思ってしっかり見てました」というジエさんはじめ、「男子プロと一緒に回れてただただ楽しく、話せたこと自体が嬉しかった。皆さんからパワーをもらった」(岩井千怜さん)


「金谷選手とか、ラフからのアプローチがスゴい上手かったので、どうやって打っているのか聞いてみたい」(岩井明愛さん)



「球筋だとか、スピンのかかり方だとか、すごく魅力を感じた。テレビでみていた有名人の方々と夢のような1日でした」(櫻井さん)などなど・・・・・・2年ぶりの優勝会見で、最下位に敗れたJGTOにも賞賛の言葉をたくさん贈ってくださった女子ツアーのみなさん。


今年も心躍る1日を、ほんとうにありがとうございました。