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サントリーオープン 2000

「今の僕のゴルフの調子は、日本で5本の指に入る」

64のコースレコードをマークした谷口徹。

 先週の日本マッチプレー、2年連続で決勝戦に敗れた谷口徹。
 先週の反省点として「パターのバックストロークが、小さすぎたこと」を挙げ、この日は、10番で7メートル、14番で6メートルを沈めるなど、長めの距離を面白いように決めて、64のコースレコードを更新。疲れの残る体ながら、5位タイに浮上してきた。
 「先週の悔しさは、北海道に置いてきた」と気持ちは完全に吹っ切って、「今の僕は、誰にも負けない自信がある」とキッパリ。V宣言を匂わせるコメントだ。

 「疲れは多少ある。途中から、上半身と下の動きのマッチングが悪く、体の動きも止まってしまって、ズレがあるようだ。
 それでも、アイアンショットはいい感じだし、後半からはティショットも距離が出てきた。あまりがっつかず、5、6メートルに乗せておけばいい、と余裕のあるゴルフを心がけたが、そのおかげでボギーを叩かず、バーディに結びついた。
 18ホール、無難にこなしたという感じ。
 今週は、1日に3つずつくらい縮めていけばいいと思っていたけど、今日のうちに射程圏につけてこれたことは、僕にとってすごくプラスだ。

 先週の悔しさは、北海道に置いてきた。また来週(全日空オープン、北海道での開催)、思い出すかもしれないけど、とりあえずは、もう済んだこと。
 悔しかったけど、横尾君(決勝戦の相手)も僕もいいゴルフをした。一時は、4ダウンされてから、またあそこまで盛り返したのだから。
 2年連続で優勝することも難しいが、2年連続で決勝戦まで進むことも大変なことだと思う。
 今、僕はいちばんいい状態にいるんじゃないだろうか。
 今のゴルフの調子は、日本ツアーでも5本の指に入っていると思う。誰が来ても、負けない自信がある。ムダをできるだけなくして、毎日、頑張っていきたいと思っている」

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