今年の芥屋（けや）は、例年より深いラフも、昨年のドライビング王には「何の問題もない」。この２日間では平均300.50ヤードの飛距離で、果敢に攻めた。６番では、219ヤードの第２打を、６番アイアンで狙って１メートルのイーグル奪取。１日８アンダーで、通算スコアも一気に大台に乗せてきた。

昨年は９月のＡＮＡオープンで、日本ツアー初Ｖも今季は昨年の実績をふまえて試合を選びながら、効率よく稼いでいる。
「中でもこのコースは相性が良かったのでね」。大好きな大会に備えて先週まで豪州で、たっぷりと３週間の夏休みをとって、満を持して舞い戻った。

昨年はパンツの両足に、国旗をあしらったデザインなどド派手なウェアでギャラリーを楽しませたものだが今年から、契約メーカーが変わって以前よりは地味になったと評判だが、それでもこの日はチェックのパンツと、目も覚めるようなピンクのシャツで現れて「暑いときほど明るい色でばっちり決める」と、圧倒的な個性は相変わらずだ。

「今年はまず１勝と、昨年の賞金ランキング（26位）を上回ること」を目標に、これから後半戦にむけて、体調管理も万全だ。

「故郷のクィーンズランドも暑いけど、日本ほど湿気はない」と、大きな体で汗をかきかき、「今週は夜のビールをやめているんだ」と打ち明けた。
「夜に飲むと昼間の汗の量が尋常じゃないから」。熱中症対策の禁酒は「日曜日にたっぷり飲むよ」と、ニヤリと笑った。婚約中のケーシーさんと、来年の３月にはいよいよ結婚も控えており気持ちもノリノリだ。

• Ｋ・バーンズ