Tournament article

日本オープンゴルフ選手権競技 2012

中嶋常幸は「2人を探した」

今年は本土復帰40周年。77回目にして初めて沖縄に上陸した日本オープンは、その記念行事のひとつとしても数えられ、予選ラウンドではAONが、7年ぶりの同組対決を果たした。

3人合わせて193勝。この日本一決定戦なら11勝。年齢は合わせて192歳の中でも、57歳ともっとも若い中嶋は予選通過どころか優勝争いに加わって、AOの分まで期待を託されたが、青木とジャンボが揃ってコースを去ったとたんに失速だ。

「やっぱり2人がいないと張り合いがない」。

3日目は、もっとも強い風に「安全に行こうとしたショットが逆にボギーになったり」と、裏目に出る場面が多く、特に「6番のボギーで躓いた」という。

14番と16番は、15番のボギーを挟んで1日2度のダブルボギーが決定打となった。
この日は8オーバーを叩いて、通算13オーバーまでスコアを落として「思わず2人はどこだ、と探してしまった」と、苦笑した。

このままでは終われない。
「せめて明日は精一杯、頑張って上に入れるように頑張る。それが2人への恩返しだから」。
ゴルフ界をここまで引っ張ってくれた青木とジャンボへの感謝を込めて、最終日に挑む。

関連記事