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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2012

今野康晴が首位浮上

ひとつ、山を越えたら、少し余裕が出てきた。今野が、やっと昨年のシード権を確保したのは今年の5月。持病の椎間板ヘルニアと首痛の併発で、棒に振った昨年中盤の埋め合わせとして、今季は怪我を試合中の怪我とみなす特別保障制度の適用を受けて、まずはシード権の獲得を目指してきた。

ダイヤモンドカップで3位タイにつけて、まずはノルマを達成して、そこからは改めて、今季のシード権の獲得と、自身は3年ぶりのツアー通算8勝目を目指している。

昨年のシード権の確保に成功してからは、気持ちにも余裕が出来て、なおさらたびたび上位に顔を見せるようになったのは良いのだが、「最近、そのあとが続かなくて」。

2週前のミズノオープンでも、初日に首位発進しながら、結局43位まで落ちた。
「なんとかこの悪い流れを克服したい」。
8位タイからスタートしたこの日2日目に、やっとジンクスを断ち切った。

スタートの10番で、15メートルのバーディトライが決まった。
さらに12番では、10メートルをねじ込み呪縛は解けた。

「今までは、2日目も伸ばしたい、でも打ちたくはないと、かたくなっていたかもしれない。もう少しのびのびとやりたい」との切実な願いが、北の大地に放たれた。

出だしに一度、勢い付いたらもう、あとも見ずに後半も、4つのバーディで悠々とスコアを伸ばして、ついに首位をとらえた。

今年はもともとの持病に加えて、開幕直前に左手親指付け根の「バネ指」を発症して、まさに怪我のデパート状態も、地道な治療で「今はやっと少し、練習も出来るようになってきた」。
ヘルニアの痛みがピークだった3年前は朝も夕も、ほとんど球を打てずにぶっつけ本番でコースに立ったものだが、「今週は、月曜日にも芝の上から200球くらいは打てたので」と、表情も明るい。

野球少年なら、誰もがお近づきになりたいと願う、大会名誉会長。
長嶋茂雄氏は、「でも僕は野球もやっていなかったので」と、今野は戸惑うばかりだ。
勝てば表彰式で、ミスターからカップを授かる栄誉。
「もしお会い出来ても、何をしゃべっていいのか。何か聞いたほうがいいですかね」と、会見場で逆取材。
「いや、もう、一緒に写真が撮れるだけでいいです」と怪我も、2日目のジンクスも克服したら、その瞬間をどきどきと想像する余裕も出てきた。

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