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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2012

今週、日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

「社団法人 日本プロゴルフ協会」主催、特別協賛に今年も「日清食品ホールディングス株式会社」をお迎えして行われる伝統の第一戦。プロ日本一を決める「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は今年、栃木県の烏山城カントリークラブを舞台に5月10日(木)に開幕する。

ディフェンディングチャンピオンは、偉大な“師匠”2人に連覇で報いる。
河井博大が、田中秀道のダメ出しを食らったのは、今季開幕目前。
昨年の今大会でプロ16年目の初優勝を達成して5年シードを得たことで、つい欲張った。

飛距離を求めて、試行錯誤を繰り返した。
「トレーニングをして、スイング自体も振りの速さとかを変えて、今までより20ヤード以上も飛ばそうと思ってみたりとか」。
昨年は涙の初Vで、これまで重ねてきた努力がひとつの形を成したはずだった。
「積み上げてきた自分のスタイルもあったはずなのに」。

強烈に飛ぶ訳ではないが、絶対に曲げないショットと絶妙の小技。
それらを無視して新たなチャレンジをしたことが、裏目に出た。
新たな取り組みに、混乱して我を見失っていた弟子に田中は言った。

「いきなり何を急に、自分を変えようとしている?」。
師匠の叱責に我に返ったときは、すでにツアーも開幕目前。
「はちゃめちゃのまま、最初の2戦を終えた」。
ようやく回復の兆しが見えてきたのは3戦目。中日クラウンズで2日目に3位。何よりショットの精度が問われる和合で、やっと少し自分を取り戻すことが出来た。

また、このオフは通算すると1ヶ月以上もジャンボ尾崎のもとに通いつめ、食事の席ではこんな光栄なやりとりもした。
「お前、去年の1勝で浮かれてるんじゃないだろうな?」。
「めっそうもない。1ミリも思ってません」と、全否定してもジャンボの追求は続いた。

「1勝は、一生に一度、神様がくれたご褒美だ、と。俺は認めない、と。あのときはお前、外からぽこぽこ入れて、勝っただけじゃないか、と」。
まるであの1勝は、まぐれだったと言わんばかりに責めたジャンボは、しかし最後に「2勝目は、俺が祝ってやる」。これ以上ないエールに気持ちが引き締まった。

自称「苦労人の星」だが、偉大な師匠2人に目をかけられるなんて、この上ない幸せ者でもある。ますます渋みを増してきた40歳が、連覇で男の真価を示す。

※「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の詳しい情報はこちらから!!

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