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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2012

池田勇太は「ホストプロとして、勝ちたい気持ちは誰よりも強い」

前日火曜日は、生まれて初めての野球場で始球式に登場して大会をPR!
年間25試合のうち、練習ラウンドからギャラリーが観戦出来る数少ない大会がこの日本プロだが、「正直いって、落ち着かない部分はある」。調整の段階で、大勢の視線にさらされることに、居心地の悪さは多少ある。

しかし、それ以上の喜びが、若大将の心にはある。

ここ栃木県の烏山城カントリークラブも昨年の3月11日には、例外なく被害を受けた。加藤祺一理事長も言われたように、「あの大地震で一部が破壊された」。グリーンに地割れが出来たホールもいくつかあり、それだけにこうして記念の80回大会にこぎつけられた大会の尽力は、想像にあまりある。

しかも、大会のインコースをつい「三の丸の・・・」と通常営業時の名称で呼んでしまって苦笑いで言い直すほど、学生時代のきつい合宿などで、慣れ親しんだコースが「ここ数年の中でもすばらしいセッティングに仕上がっている」と感じられれば、なおさら感謝の気持ちが強くなる。

そして早くも練習日から、選手が18番グリーンから上がってくるたびに、拍手と大きな歓声で迎えてくださる大勢のファンのみなさん。いまだ震災の痛手を抱えておられる方も、少なくないはずだ。
「俺たち選手が元気や勇気を届けられたら」。

中でも我こそが、「最高のパフォーマンスを見せたい」との熱い思いが池田にある。
「プロの中のプロを決めるのが、この大会」。
その大一番で、初出場にして、ツアー初Vをあげたのが2009年。
「俺の知名度と、自信を高めてくれたのもこの大会」。その後、続いて3勝を上げて、デビュー年にして年間4勝を達成した。
連覇をかけた翌年の2010年から大会特別協賛の「日清食品ホールディングス株式会社」と池田もスポンサー契約を結んで以来、「どの試合よりも、気合いが入る」というのが、この大会である。

前日8日の火曜日の夜は、地元宇都宮清原球場で行われたプロ野球「巨人ーDeNA戦」の始球式に登場。「生まれて初めて来た」という野球場で戸惑いながら中継ブースに座ったのは、愛する今大会のPRのためにほかならない。

「勝ちたい気持ちは誰よりも強い」。
1勝に終わった昨シーズン。「経験したこともないスランプだった」と、池田は言った。思えば学生時代から順風満帆だったゴルフ人生。「それまでは知らずにきた。ある意味、ひとつの試練」ととらえて、このオフは例年以上に、歯を食いしばってきた。

久しぶりに会う人誰もが「ひとまわり大きくなった」との感想をもらす体は、体重も例年の75㌔前後から、いまや80㌔を越えて、「パンプアップしてきた」と、飛距離も10ヤード前後は伸びて、生まれ変わって迎えたこの2012年。
「その最初のメジャーで俺が勝つ」。
誰より熱い気持ちで初日を迎える。

  • 最高の相棒、福田央キャディと二人三脚で二度目のタイトルを狙っていく

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