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関西オープンゴルフ選手権競技 2019

敗れた星野陸也は自身初のプレーオフに「緊張」

ツアー1勝の23歳は、かつてない重圧に包まれていた。
1打リードで迎えた本戦の18番は、7メートルのバーディトライを残してようやく自分が首位に立っていることに気付いた。
しかし、決めきれずに大槻のバーディを許した。
通算18アンダーで並ばれ、18番ホールのサドンデスに臨んだ。

若き飛ばし屋。
距離が短い最後のパー4では、「ドライバーのほうが、ボギーの心配がない」。刻む頭など、みじんもなく果敢に攻め続けても、何か、どこかいつもの自分ではない。
「プレーオフは初めて。いつものプレーができないくらい。最後は久しぶりに緊張してしまった」。

1ホール目に大槻が、深いラフからバンカーに入れて6メートルのパーパットを残す大ピンチがあったが、星野も左のバンカーから寄せきれなかった。
2ホール目は右ラフからのアプローチを反対側のラフに入れる、痛恨のミスもあった。

「いつもだったらできるようなことが、できない」と3、4ホール目は共に左のバンカーからピンにつけられずに大槻のバーディで、敗退。

「大槻さんは、ずっと安定していた。パターも入っていましたし、こっちはラフに入ってなんとか、という感じだったので…。プレーオフは嫌だなと思っていた」。
気持ちで負けていた。

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