Tournament article

フジサンケイクラシック 2022

プロ19戦目の初勝利。大西魁斗がプレーオフを制して「夢のよう。努力が報われた」

23歳の大西魁斗(おおにし・かいと)が、朴相賢(パク・サンヒョン)とのプレーオフをバーディで制して、プロ19戦目のツアー初優勝を飾った。


3差の3位タイからスタートした最終日は、後半14番から3連続バーディで追いつくと、タイで並んで入った18番で、2.5メートルのパーパットを逃した。

その後、うしろのパクもボギーを叩いて、再び巡ったチャンスは逃さなかった。
ファウェイから傾斜を使ってピン2メートルにつけたバーディパット。

「最初のフックラインは外してしまいましたが、今度スライスラインを決められて良かったです」。

現在平均パット1位の中尺パターを強く握りしめて、ガッツポーズで絶叫した。



9歳で単身渡米。13歳でIMGアカデミーに入り、南カリフォルニア大学ではオールアメリカンに選ばれ、コリン・モリカワやマシュー・ウルフらと戦い腕を磨いた。

「一人でアメリカに行って、悲しい思いや苦しい思いをしましたけど、今日勝てて、努力が報われた思いです」と、涙声を震わせた。


大学卒業に合わせて昨年5月にプロ転向し、最初は日本ツアーから始めると決めていったん帰国。

今季はABEMAツアーの賞金ランキングでツアーメンバー入りし、出場19戦目に初優勝を飾った。

「プロになれただけも嬉しいことですけど、優勝できたというのが夢のような感じで、ほとんどまだ現実味がない」と、泣き笑いし「最後まで集中力を切らさずやりきることができた。ギャラリーやボランティアのみなさんのおかげです」と感謝し、「総合的にすべてが揃わないと勝てない。距離が長くて難しいコースで勝てたことは自信になります」。


アメリカ仕込みの23歳が、日本屈指の怪物コースで喜びを噛みしめた。

関連記事