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ダンロップフェニックストーナメント 2022

賞金1位がロックオン。比嘉一貴がついに2打差の単独首位に

大雨の土曜日に、賞金1位が貫禄を示した。
比嘉一貴(ひが・かずき)がボギーなしの「65」をマーク。
通算14アンダーまで伸ばして、2位と2打差の単独首位に躍り出た。



「雨が強いときにはセカンドショットでいつもより長い番手を持つことが多かった」と、苦戦しながら「この3日はアイアンショットが安定している」と、手を尽くしてしぶとくチャンスを作った。


大雨に降られたこの日は61分の競技中断もあり、「17番から急に暗くなった。18番もティショットの落ち場所が見えなかった」と手探りで、267ヤードの2打目を5番ウッドで2オン成功。

2パットのバーディで上がったが、「きょうはたまたまボギーなしで回れただけ」と、嘆息した。

「いくつかティショットが木に当たって出てきたり、雨で飛ばない分、ラフまで行かなかったりしただけで、危なっかしいゴルフでした」と、不安はある。


「ダブルボギー以上の可能性があったところをパーで上がれたのはラッキーでしかない」と、本来ならその足で、最終日に備えてすぐ練習場に行きたかったが、プレー終了は日没をとっくに過ぎた17時前。

少し離れた打撃場に行く時間はもうなかったし、目の前の練習グリーンもすでに薄闇。

それでも、比嘉は「せめて」と居座り30分。4方向から黙々とパターを転がし続けた。


「姿勢や、アドレスやストロークのテンポなど。試合が続くとちょっとずつ、どうしても早くなる。そういうところをリセットしながら」と、グリップを変えたり、姿勢を正して打ったりしながら、岡本キャディに手渡された栄養ドリンクを一気飲み。


どんなに疲れていても「いつもやるルーティンがある」と頑固に、最後は素振りで練習を締めたころは周囲はもう真っ暗で、他には誰もいなかった。

降雨で体も冷え切り疲労も困憊。
「帰ったら、妻に何をしていたのと、怒られるくらい長い」と笑うサウナ時間も、今や欠かせないプレー後のルーティンだ。


ゴルフを始めた頃にウッズが来日し、テレビで釘付けになったのがこの「ダンロップフェニックス」だった。
以来「一番勝ちたい試合のひとつになった」と、賞金1位が今大会に賭ける思いはひとしおだ。

「世界中のレジェンドが歴代チャンピオンにひしめいている。その中に入りたいと強く思いますし、今回はすごくいいチャンス」とロックオン。

優勝4000万円の今季4勝目で悲願の賞金王にも王手をかける。


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