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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2022

宮本勝昌が2連敗で出した結論は

若い力は49歳の想定のさらに上を行った。
「勝てる」と確信した展開で破れた。
宮本勝昌は、2年連続で惜敗した。

昨年初回の2位に続いて、選手会主催試合の2回目は、2打差の3位に終わった。


1打差トップでスタートした最終日は、幾度となく追いつかれ、淡々とかわしながらゲームを引っ張った。
「上乗せして、上乗せして、想定を上げて」。13番のバーディでいち早く通算23アンダーに到達。


「そこまでは、稲森くんからみても隙がなかったと思う。ゲームプランもうまくいっていた」。

だが、3パットのボギーを叩いた14番から想定外が次々起きる。
「稲森くんだけ」と、思い込んでいた敵が、下から一気に沸き出し「あららら……」と、思う間に稲森、大西、池田、桂川と若い波にのまれた。

「あんなにぽんぽんぽん…と、来るとは思わず」。


17番パー3では、「入った」と思った2メートルのパーパットもカップに届かず、タッチも、逃げ切りに必要なスコア設定も、「感覚がずれている。ショックでした。潮時かな、と」。


8月末の誕生日でシニアデビューの50歳を控えるベテランから苦笑交じりの弱気な言葉もこぼれたが、8月最初の「日本プロ」までの空き月は、「この秋の試合で初めて回るコースが結構ある。練習ラウンド兼ねてあちこち行ってきます」。
潮時どころか、余計に火がついたかも。



惜敗のベテランも、稲森より感泣する芳賀キャディを祝福しました

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