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〜全英への道〜ミズノオープン 2023

のびのび・だいちが地元でのびのび。佐藤太地「自分でもびっくり」初日に67

賞金王と大学同期。
のびのび・だいちが、第二の故郷で好発進した。

プロ6年目。佐藤太地(さとう・だいち)はボギーなしの5バーディで回り、初日を「67」でまとめることができたが、「前半はパーオン1回だけ。ピンチしかなかった。ずっとパットでしのいでいた」と、目を剥いた。


スタートの1番では、ティショットが左に曲がった。
「最初のショットからしたら、このスコアは自分でもびっくりです」と、苦笑いで上がった。


序盤の不安をどうにか立て直せたのは、前半の終わり17番。
「きょう初めてパーオン(パー5除く)して。気付いたことがあった」と、クラブの握りをフック目に修正。
「調子の良いときに比べてウィーク目になっていた」と、きゅうきょ締め直して吉と出た。

そこから気持ちよく、4つバーディを重ねた。
ようやく掴んだ今季2戦目で、上昇の気配を見せた。



昨年のQT順位は、各大会直前まで出場はどうか・・・という常に微妙な31番目。
「関西オープン」も現地待機1番目で、出番は来ず、やっと回ってきた先週の「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」は、2日目に棄権した。

東北福祉大1年と、3年時の2度手術をした左手首の古傷がぶりかえたそうで「せっかくのチャンスを活かせなくてショック」と、落胆して帰った週末に、懸命の治療につとめて回復。

今週も、当週月曜日の出場決定だったが、元気に復帰してこられた。


北海道札幌市の出身。
字数を考慮し「、」を追加。「太地」と書いて「だいち」と読ませる名前も、ふるさとにちなんで「のびのび育て」というご両親の気持ちがこもるが、結婚を機に、奥さまの地元、ここ岡山に移住。

また、トレーナーさんも同県・津山市の方というご縁で、大学同期の比嘉一貴や、植竹勇太と励むかねてからのオフ合宿地である。


「岡山は第二の地元。頑張りたい気持ちはある」と、のびのび・だいちはますますのびのび。

開催コースのJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、越してきてからまだ数えるほどしか回れていないが「風が強くて、距離が長いしタフなコースで難しい。大嫌いでしたけど、きょうで好きになってきました」と、一発の好スコアで印象はがらりと変わる。
「今日みたいに淡々とやっていければ結果もついてくる」と、やにわにやりがいが出てきた。

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