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Shinhan Donghae Open 2023

揃って上昇「リョウさんに引っ張ってもらった」平田、石川「上ブレです」次週は誕生日!

現在賞金5位の平田憲聖(ひらた・けんせい)が、石川遼とともに通算7アンダーの41位タイで“裏街道”の10番から出て、8バーディ、ボギーなしの「64」を記録。

通算15アンダーの9位タイで戦い終えた。


隣の石川も「65」と、共に伸ばし合いを演じて上昇した。
「同組のリョウさんに引っ張ってもらいながら、ずっといい流れでゴルフができた」と、感謝した。


初日の1オーバーは、109位タイ。
「予選落ち濃厚な位置」と、火がついた2日目に「67」で回り、50位でなんとか決勝へ。

「状態は尻上がりによくなって、今日もいいプレーができそう」と予感したとおりに、前半13番のパー3で4メートルを決めると、次の14番パー5で連続バーディ。
その後も2~3メートルのチャンスを量産し、今季2勝を含む5度目のトップ10入りを果たした。


今年5月に「ミズノオープン」で初優勝を飾り、7月の「全英オープン」で初メジャーを踏んだが、日本勢9人中最下位の148位で予選敗退。
ご家族も声をかけずらいほど落ち込んだが、翌週の「日本プロ」ですぐ2勝目。タダでは起きないメンタルを見せつけた。

今週の韓国開催では、開催選手らから共催のアジアンツアーの現状を“取材”し、「かなり過酷そう・・・」と、環境を察した上で「ヨーロッパツアーにも通じるし、チャンスがあれば」。
もう一回り、22歳の視野を広げる4日間となった。


また石川は、前・後半の3連続を含む9バーディ(2ボギー)で平田と共に急上昇し、通算14アンダー。

11位タイでトップ10は逃したが、「アイアンとウェッジが良すぎるくらいよかった。ティショットも悪くなかったですし、きのう、おとといとやっていることと、内容は何も変わらない。日々ブレがある中で、きょうは上ブレのほう」。

現状とスコアが、うまく合致した日曜日になった。


強いて言えば、「変なミスで流れが途切れてしまった。もうちょっと早く良いスコアを出したかった」と、前半4アンダーで出ながら最後、結局2アンダーの46位と出遅れた初日は悔しい。
「そういうゲーム運びや、流れの切り方や、つかみ方はこの先の試合でも大事と思う。今週は、はじめて今日それができたと思う。収穫が多かった」。


急いで帰って、次週は最終日の17日に32歳の誕生日が重なる「ANAオープン(北海道・札幌GC輪厚C)」。
2015年以来の大会2勝目に向けて、コースそばの仁川空港を発つ。

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