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Novil Cup 2023

「全選手の中で一番練習していない」そんな矢野東が首位タイ発進!

「今年に入って初めてのノーボギーかも」。矢野東のショットはそれほどキレていた。この日は6バーディ、ノーボギーの66という内容で、風の中の難しいコンディションながら、全く苦にすることなく、淡々とバーディを積み重ねた。

「風の中でも狙ったところに全部打てていたので、ボギーのピンチも1回くらいはありましたけど、とにかくショットが素晴らしくて、いいゴルフができました」。

今週の試合に入ってくるまでは、ゴルフは仕上がっていなかったが、急に仕上がったと矢野。

「今週はキャディに(佐藤)賢和にやってもらっているんですが、昨日の練習ラウンドでアライメントを細かく言ってくれたのがめちゃくちゃハマって、急に良くなりましたね」。

 

年齢を重ねるごとに、自分自身のゴルフに対して試行錯誤し、その答えは見つけきれてはいない。家族のことや将来のことを考えると、若い頃のようになにもかもがゴルフ中心とは行かない。

「若い頃はオフになれば海外で合宿なんかをしてゴルフばっかりの生活でしたけど、今はそうはいかない。多分今回出場している選手の中で一番練習していない。球を打っていないと思いますよ」。それでも優先順位でゴルフが1番なことは変わらないと矢野は言う。

年間を通してトップレベルで活躍することは難しくても、55歳くらいまではツアーで勝てる可能性はあると踏んでいる。「今週はなんだかいい感じがするんですよね」。そういう時の矢野は本当に強い!