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ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2023

中島啓太「試合をやる中で成長できている」プロ初勝利の兆しも十分

タイガの快挙に、ケイタも黙っちゃいない。
アマ時に、プロの試合で優勝した史上5人目(現在は6人)が初日から来た。

昨年9月の転向からプロ8ヶ月目。
海外勢がひしめくリーダーボードで、中島啓太(なかじま・けいた)が、永野や浅地らと並んで日本勢最上位の6位発進した。



前半インは、スタートの10番でボギーが先行。
同組の欧州勢に比べて、「置いていかれてる感じがあった」と、しばらく静かなラウンドが続いた。

でも、「焦るとか、力んだりとかなく、凄く落ち着いてプレーはできた」と、前半最後の18番で6メートルを沈めてバーディ。

「いいきっかけになった」と、引け目を払うと後半4つのバーディで「65」をマーク。
5アンダーで、同組の欧州2人に追いつき、追い越した。


今季開幕戦から注力したショットの距離感合わせで「入射角が落ち着いたことで、球筋が勝手にドローに変わって。今はドローが打ちやすい」と、ショットの変化に伴い、「パットもフックラインのイメージが出しやすい」と、上がりの連続バーディも、長いフックラインを読み切ったもの。


一昨年の「パナソニックオープン」で史上5人目のアマVを飾った中島に続いて昨年の同大会で同6人目を達成し、さらに「日本オープン」で史上初のアマ2勝をした同学年の蟬川泰果(せみかわ・たいが)が先週の「関西オープン」で転向後の優勝。

プロ初勝利は抜かれたが、中島も開幕戦の8位タイに続いて先週も9位とトップ10を外していない。


「試合をやる中で、成長できていると感じていますし、開幕戦から最終日のバックナインに入ってスコアを伸ばしている感じ」と、中島も兆しは十分。

「あれが初日からきたら、もっと早く優勝争いできる」と、3戦目の好発進に手応えが高まる。

今週は、欧州と日本の初共催。
「チャンスが広がるということで、魅力的な大会ですし、優勝を目指して頑張る事には変わらない」と、ひたむきに勝利を追う。

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