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清水大成「なんとなくまっすぐには歩けた」欧州共催で大チャンス

大きなピンチは、「ドローを打とうとしてテンプラして。ドローを打とうとしてダフって。ワンピンに寄せてパーを拾った」という最後18番くらい。

プロ4季目の清水大成(しみず・たいせい)はボギーなしの5バーディ「65」で回りきり、欧州との共催試合で初日の暫定トップに踏みとどまった。



「最初右に右に行っていたけど、コース内にはありました。なんとなくまっすぐは歩けた」。

スイング改造の反作用で「基本コースにいなかった・・・w」と、不振を極めた昨年よりかはだんぜんましだ。


もともと飛距離が出るだけに、曲がり出すとそれだけケガがひどくなる。

「練習では打てるけど、プレッシャーがかかるとそのスイングができない。できても信頼感がない。そういうラウンドが続いて。何がダメだったか、どうダメだったか」。


一昨年末から習う内藤雄士コーチと今オフ、とことん話し合い、調整を重ねてきた。

「アドレスと、腰の位置まで胸を回すのと、左脇を締めること」。
3つの課題を重点的に、「いつもどおりにやれれば結果はついてくるんじゃないか」。

今年は開幕までに、そう思えるまでに持ってこられた。


昨年は、予選落ちを喫した欧州共催で好発進に成功。
ショットの回復に伴い「気負いなくできています」。

この日は朝のスタート遅れをむしろアップや練習時間に充てるなど、落ち着いてコースに出た。


ただ、「日本語を話せる人がいないのはちょっと・・・w」。
日々海外勢に挟まれてのラウンドはちょっぴり居心地悪い。

「言っていることは分かるんです」。
プレー後に受けた、欧州・DPワールドツアーのテレビ取材もインタビュアーの質問は理解できても「文にするのに時間がかかる」と、結局通訳頼み。



3月に欧州初制覇を達成した中島啓太は優勝時と同様に、この日のインタビューもすべて英語でこなしていた。

年下ながら「凄いな・・・」。

羨望と共に「負けたくない」。
対抗心も少し。
「僕もいつか世界で。一緒に頑張っていきたい気持ちもあります」。

昨年の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」など3位が最高で、優勝はまだ。

まずは日本開催の欧州ツアーで一歩近づく。

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