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東建コーポレーションカップ 1999

ジャンボ尾崎に敗れた谷口徹

「ジャンボさんに追いつかれているのは、もう9番あたりから知っていました。
でも、まだまだ残りホールが僕にはいっぱいあったから、16アンダくらいにすれば、スタート前にたてたシナリオどおりだって思ってたんです。(すでにホールアウトしていたジャンボと、同スコアの15アンダーで迎えた)最後のホールの第2打、残り170ヤードくらいは狙いにいきましたよ。
プレーオフなんて、するつもりもなかったから。勝つつもりだったんです。
でも風のジャッジを間違えてしまった。もっとアゲンストだと思って打ったのが、大きすぎたんです(奥のバンカーへ)。
くやしいです。
なんだかジャンボさんに勝たせてしまったみたい。
こんな負け方、許せないです。壁、ですね。
超えなきゃいけない壁です、ジャンボさんは。
僕は、誰にだって勝ちたい。ジャンボさんだって、タイガー・ウッズにだって、デビット・デュバルにも勝ちたいと思ってます。試合に出てる限りは・・・。
負けたときカーってきてたけど、終ってやっとクールダウンしてきました。
まだまだ僕は青い。
でも、いつか必ず、追い越してみせます。
あの人を追い越してはじめて世間に、変わったんやな、と強くなったんやな、と認められると思うから」

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