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すし石垣と塚田陽亮が「ゴルフで福島県を元気に!!」【動画up】

お昼はハウス食品の「めざめるカラダ朝カレー」を2人で「あ〜ん」。
前日の岩手県宮古市に続いて、15日日曜日に開催した「スナッグゴルフ体験会in福島県」は、抱腹絶倒の1日となった。最初から最後まで“お約束”の嵐に進行役のスタッフは、片時も気が抜けない。プロの一挙手一投足にツッコミを入れないと、その場が収まらないからだ。

「だって俺がここに来たってことは、そういうことでしょ。それしかないでしょ」と、すすんで道化役に徹したのは、もはや今さら言うまでもなく、すし石垣。自身も5児の父は子どもの授業参観で、教室に入るときに必ずやるというボケを、今回もきっちりとかましてみせた。
この日はあいにくの雨に、会場の新地町立新地小学校は、大勢の子どもたちが待つ体育館に、右手と右足、左手と左足を一緒に動かしぎくしゃくと入場する。「授業参観では、ここで子どもたちがドドっと沸いて・・・」。あれれ、おかしい。逆にシン・・・と静まりかえった体育館。やっぱり、ここで同じ手はダメなのか・・・。

開催直前に通された校長室で、渡邊博之・校長先生に町の現状を伺ったばかりだった。大震災では116人の方が犠牲となり、ここ新地小学校でも2人のお友達が尊い命を奪われたと聞いて「重苦しい気持ちになった」という。今年7月に優勝を飾った福島県オープンの表彰式でも感じたことだが、壮絶な体験をされた方々の前で自分たちはどう振る舞うべきか。とりわけ、子どもたちには何を語りかければいいのか。いくら考えても答えなど出るはずもなく、「とにかくつらい気ちを少しでも、忘れさせてあげられたらいいな」との思いで心をひとつにして“相方”と子どもたちの前に立った。

弟分の塚田陽亮(ようすけ)は、「基本すしさんに任せます」と言った。しかし、しょっぱなからつかみに失敗する先輩を目の当たりにするにつけても、「すしさんでダメなら俺なんかもっと無理」と、尻込みをしたものだが結局、すべて大人の取り越し苦労だったことを、2人はあとから知ることになる。

この日、公募で集まった子どもたちは45人。お隣の町の相馬町立中村第二小も合わせて計4校は、駒ヶ嶺小も、福田小のみんなも揃って、新地小学校に羨望の眼差しだった。なんといっても今年、8月に宮城県で行われた「スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会」に主催者推薦で、初出場を果たした小学校である。

体験会の最後にすしとの直接対戦に挑んだ駒ヶ嶺小3年の佐藤彩奈さんは、「私もチャンスがあれば、出場したい!」。そんなお友達は何も、他の小学校の子だけではなくて、新地小の中でも残念ながら、今年は出場できなかった4年生の佐藤翔くん。「僕も、次は絶対に出たいです!」。

今回の参加者の中にもこの夏の晴れ舞台を踏んだ子が2人いた。4年生の八巻大翔(やまきひろと)くんと、新妻悠未(にいつまゆみ)さん。
本格的に練習を始めたのは今年の6月で、それから2ヶ月あまりで本番を迎えて、導入から日が浅かったこともあり、23位の最下位に終わったが、これから県内にもライバル校が次々と出現しそうな気配の中で、来年のリベンジを実現させるためにも「もっと努力と練習が必要です」。
子どもたちは、そんな熱い思いで心を一杯にして、この体験会に参加していた。だからいざ講習会が始まれば、腕にぶらさがらんばかりの勢いで2人のプロにおねだりだ。
「もっと練習してもいいですかっ!!」。

福島県で、スナッグゴルフの講習会を開催したのはこれが初。プロにゴルフを習うのも、もちろんこれが初めての経験だ。「新地町を英語で表すとNEW COUNTRY TOWN。今日の日をきっかけに福島県のスナッグゴルフの新しいスタートの地として、ますます元気になっていきましょう」と呼びかけたのは村山正之・教育長。

まさに、この地に新たな歴史を刻んだ2人のプロは、まるでコントか漫才か。すしと塚田の講習会でのボケっぷりを、ここに事細かに書くのはキリがないので省略させていただくが、子どもたちがこらえきれずに床にずっこけ、そこら中にゴロゴロと、腹を抱えて笑い転げる姿はこれまでの他の講習会でもなかなか、見られなかった光景で、そんな子どもたちの様子からも、今日という日がどれほど楽しい1日だったかが伺える。

「僕なんか、すしさんの足下にも及びませんよ」と謙遜した塚田もいえいえどうして。子どもたちを、ただただ笑わせたい一心で恥を振り捨て繰り広げたのは、先輩のお株を奪う“すしダンス”。体を張った数々のパフォーマンスに、わんぱくそうな男の子がぽつりとつぶやく。「2人とも、お笑い芸人なら間違いなく売れるよね」。最初のつかみは失敗でも最後には、がっちりと子どもたちのハートを掴んだ。

「ここで大変な思いをされた方々に比べれば、僕なんかの悩みはちっぽけで、つらい思いをしながら頑張っている人たちに、逆に励まされながら僕は頑張れました」とは、すしの今年の福島オープンでの優勝スピーチ。
あれだけのボケをかましておきながら、今さら子どもたちの前で改めてそんなマジメなメッセージは照れてしまうが、「福島のお米で作ったお“すし”を、もりもり食べて頑張ろう!!」。
これならみんなの心にも“すし兄さん”の思いが真っ直ぐに届くかな。もりもり食べて、いっぱい練習して、またスナッグゴルフの全国大会で会おう。福島のお友達との再会の日を、スタッフ一同、首を長くして待っています。

  • 我が子の授業参観では大爆笑間違いなしのぎくしゃく歩きがウ、ウケない・・・!? や、やばい・・・。
  • それでもめげずに、講習会ならぬコント(?)を繰り広げる2人。
  • カラダを張ったパフォーマンスが徐々に子どもたちの笑顔を引き出した!!
  • 「これを機会に新地町を福島のスナッグゴルフ発祥の地に!」と村山教育長(左)。新地小の八巻くんと、相馬町立中村第二小1年の猪狩奈那さんと!

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