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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2017

小浦和也「調子は今年が一番いいので、楽しみにしています」

小浦和也
小浦和也はアマチュア時代にJGAナショナルチームのメンバーとして、アイゼンハワートロフィー世界アマチュアチーム選手権に日本代表の一員として出場、日本オープン ローアマチュアに輝くこと2回などの成績を残した。将来を嘱望され、プロでもすぐ活躍が期待されていた。しかし、順風満帆とはいかなかった。専修大学4年時にQTを受けたが、「たまたまその週だけ調子が悪く」サードQTで落ちてしまった。

そこから何か歯車がくるってしまったようで、調子を落としていく。「飛ばそうとスイングを改造して、ボールが曲がるようになってしまった」。本来は曲がらない、ステディなゴルフが信条だった彼が、「ゴルフがおかしくなり、苦しい」時期をすごした。アメリカへゴルフ留学も考えたが、経済的なことを考えて断念した。その悶々と過ごした時間はそれでも彼にとって無駄ではない。自分を今一度見つめなおし、考え、長い目で見れば有益な時として思い起こすに違いない。 

そして今年は地元の宮崎、フェニックス・シーガイア・リゾートでトレーニングを積んだ。宮崎は温暖の地で、練習環境、トレーニング環境が整っていることから、大勢の選手が合宿を行っている。いろいろな選手と練習場でも顔を合わせ、近藤共弘と一緒にラウンドをする機会にも恵まれ、様々なアドバイスをもらった。「勉強になりました」と何かをつかんだようだ。

その成果は日本プロゴルフ選手権 最終予選で6位、北九州オープン2位と出てきている。
「3年目ですし、そろそろ」と結果を出していきたい。「調子は今年が一番いいので、楽しみにしています」と本人も期待している。

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