クセが治ったわけではないが、ツアーきってのマイナス思考が珍しく、前向きに言った。65で回って、単独３位につけた久保谷が「初日としては、上出来」。

ショットは完璧とはいえないが、「林に行ったりとかいう大ミスはしていない」。
課題のパットも、８番とか３パットを打った13番とか。
「最初から諦めている感じ」という短い距離が、「両方ともカップにも、かすっていない。それでリズムが作れない」と不満は残るが、５メートル前後の「ミドルパット」は、しっかりとモノに出来ている。

「このくらいのゴルフで、許さないといけない」と、ほんとうに珍しく自分に及第点を出した。

今季は、10月の日本オープンで自身２度目のメジャータイトルを手に入れて、今週はこれまた珍しく、気合いが入っている。
「３つめのタイトルが欲しい」。

40歳が、大会初制覇なら自身３度目の日本と名のつくタイトル。
「不安との戦いですけど、不安を抱えたまま試合をしたくない。センターならセンター、ピンならピンに打てるような。攻めるゴルフをしたい」と、切望するのは今季最後の好ゲーム。
「あと３日で造るしかないね、即席ゴルフを」。
今季最終戦くらい、最後まで前向きに攻め続けたい。

• 久保谷 健一