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サン・クロレラ クラシック 2012

中国出身の呉阿順(ゴアジュン)が首位タイに

最終18番は、第2打をグリーン奥のラフに打ち込み7メートルのパーパットが残ったが、これを難なく決めてきた。「ナイスパーです」と、つたない日本語で胸を張る。

今大会は2度目の挑戦ながら、「小樽は大好きなコースなので」と、相性の良さを感じている。
「ここのグリーンは、日本で一番だと思う」と、その仕上がりのすばらしさに惚れ込んでいる。

最後のピンチも切り抜けて、 ボギーなしの67をマークした。
昨年のファイナルQTはランク27位の資格で、2年ぶりに舞い戻った日本。
「日本のトーナメントも、日本食も大好きなので」と、気分もアガる。

今週は、大好きな寿司屋に早3回も通った。
「ツナにいくらにホタテにエビ。どれを食べてもスシは美味しい」と、大好きな北海道も堪能し尽くす。
初の本格参戦は2010年。当時はシード権獲りに失敗したが、この2年間はアジアンツアーと母国のチャイナツアーを転戦してきてつくづくと思った。
「来年も、ぜひ日本でやりたい」。

7位に入った3週前の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」に続いて2試合連続の北海道で、目標に一歩大きく近づきたい。

※呉阿順(ゴアジュン)プロフィール
ゴルフとの出会いは16歳のとき。幼少時代はバスケットでならした身長183センチ、体重85キロの恵まれた体格が、当時開校したばかりのゴルフ学校の目にとまり、地元・福建省で“スカウト”された。推薦を受けて、特待生として入学し、アメリカで開かれたアマチュアの大会では優勝した経験もある。
2008年にプロ転向を果たすと2010年にはファイナルQTランク7位の資格で、日本ツアーに本格参戦したが、賞金ランクは100位にとどまった。再挑戦の今季、改めて初シード入りを目指す。

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