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サン・クロレラ クラシック 2012

池田勇太は「連覇が狙えるのは俺だけ」

思い出のコースで今年も若大将の腕が鳴る。「今年の小樽は、去年以上のセッティング」。もともと屈指の難コースはスタッフのみなさんの愛情こもったメンテナンスを最高のスパイスにして、今年も挑みかけてくる。

これだから、勝負師の血が騒ぐ。「毎年、素晴らしいコンディションに仕上げていただいて。大好きなコースのひとつ。ここに来れば気合いが入る。俺たちのモチベーションを上げてくれる」と、池田が腕ぶす。

まして連覇がかかるとあれば、「今年、狙えるのが俺だけ。いつも以上に気合いも入る」。
しかも連覇はすでに経験済みだ。
2010年のブリヂストンオープン。クラブ契約先のホスト試合で快挙達成に「初めてではないんでね」。
もはや、気持ちの持っていきようも心得ている。

「1ショット、1ショット大事にしてやれば、チャンスはある」。

予選2日間は谷原秀人と、昨年は3日目にこのコースで64を出したアマチュアの松山英樹さんと同じ組。
東北福祉大の先輩、後輩に挟まれてのラウンドは、それもひとつの材料に、「谷さんは、普段から仲良くさせていただいているし、松山は可愛い後輩。互いにスコアを伸ばせていければいいんじゃない?」。

ニヤリと笑った。



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