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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2012

アジアの賞金王!! ジュビック・パグンサンが2位に

昔なじみの仲間にも、改めて強さをアピールする2位タイ浮上だ。フィリピン出身の34歳が、66で回って優勝争いに加わった。風が舞い、シビアなピン位置にも「ショットもパットも。すべてがかみ合った」と、上がりは16番からの

3連続。もっとも最終18番は、ひやりとした。残り215ヤードの第2打はあわや手前の池に、心臓が飛び出そうになった。

「でもギリギリグリーンに乗って。10メートルのイーグルトライ」。あとは楽々、1メートルもないバーディ締めに「あれは嬉しかった」と、白い歯もこぼれ出た。

昨年のアジアンツアーは、なんと未勝利のまま王座についたのが彼だ。
終盤は、超・高額賞金の大会で2位につけて、一気に66万ドルを稼いだ。土壇場のどんでん返しで、賞金レースを争っていた平塚哲二から、あっさりとその栄光を奪った。

5年シードを得て今年は、「いろんな環境で経験を積むことこそが、キャリアアップにつながる」と、日本ツアーに腰を据えたはいいが、異国での転戦は「ひとりぼっちで最近少し、寂しかったんです」と打ち明ける。

それだけにアジアと日本の両ツアーの精鋭が集うこのアジア太平洋地域のNO.1プレーヤー決定戦で、「久しぶりに仲間と会えたし、アジアで戦ってきたときの感覚でリラックスしてプレーが出来る」と友人たちとの再会を、さっそくスコアにつなげたかっこうだ。

同時に、日本での頑張りを仲間に知らしめる絶好の機会。
昨年のアジアンツアー「バークレイズシンガポールオープン」ではプレーオフに進みながら敗れた。それだけに「今度こそ、最終日に一番上にいたい」。仲間の前で、改めて賞金王の底力を見せつけたい。

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