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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙 2012

ジャンボ尾崎がエージシュート目前で・・・

65歳が後半の15番で、この日6つめのバーディに、会場の涼仙ゴルフ倶楽部がにわかにざわめき出した。もうひとつ取ってそのままボギーなしで上がればエージシュートの達成だ。

しかし「私の人生にそういうのはない」とジャンボは言った。
仮に達成しても、通算スコアは4アンダー。

ハイスコアの戦いにはそれでも予選落ちは確実で、「65で回って落ちると、恥ずかしいからわざとあれで止めた」。
16番で無念のボギーに、そんな強がりを言った。
「それを出すときは、優勝争いしているときだから」と言いつのったが、上がってすぐの18番グリーンサイドで待ち構えていた大会主催のトーシンの石田信文・代表取締役社長の姿を見つけるなり顔をしかめて「惜しかった・・・」。
恩人にはつい、本音もこぼれた。

しかしやっぱり、たとえそれが金字塔でも、今年から同社とスポンサー契約を結ぶホストプロだからこそ、予選落ちの試合で打ち立てることは王者のプライドが許さない。「もうちょっと、ちゃんとしたところ(順位)でプイっと行くから」と、期待を持たせてコースを去った。
65歳がこの2日間を大いに盛り上げた。

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