Tournament article

横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~ 2023

「連覇達成、おめでとう」小浦和也が母校を祝福

横浜での4日間は、プロ9年目の小浦和也(こうら・かずや)にとって忘れられない日々となった。


初日に「66」で回り、自己最高発進となる3位タイにつけた。
「組にも恵まれました」と、@中部隆(なかべ・たかし)氏と、藤田寛之とのラウンドにも感激した。


@中部氏は伝説のゴルファー、故・中部銀次郎氏の息子さん。
また、藤田は小浦の大学先輩で、歴代賞金王だ。


@中部さん(右)と一緒にヨコハマを2日間、歩かせていただきました


「凄い方に囲まれて、凄く光栄で。スタートコールはちょっとしびれた。ご子息と、ツアー通算18勝と。お2人とも凄い肩書きで紹介されましたが僕は何も語るべきものがない。早く1勝したいな、と」初Vへの思いが募った。


ラウンド中の世間話にも、背筋が伸びるばかり。
「凄い人生を歩いてきた方は、やっぱり言葉の重みが違うな、と。ためになることばかり」と、大事に胸に。


専修大学OBの藤田とは、学生時代に講義を聴いたり、部活を見に来てくれた際にラウンドしたりと交流はあったが、「試合で回らせていただくのは初めて。同じ舞台に立たせていただくだけでも嬉しかった」という。


血小板の減少で、血が止まらなくなる難病から復帰した今季、ファイナルQT12位の資格で初メンバー入りした。
「今年から作っていただいた試合にもこうして出させてもらった上に、初日は素晴らしい組で回らせていただきました。関係者の方に感謝したい」と戦い抜いた最終日は、嬉しいニュースも飛び込んだ。


地元宮崎の母校、日章学園の女子ゴルフ部が5日と6日に行われた「全国高等学校・中学校ゴルフ選手権大会 文部科学大臣旗争奪(通称・緑の甲子園)」で、連覇を達成。

同郷の先輩プロの日高将史(ひだか・まさし)と共に、小浦も同部のコーチに名前を連ねる。

「後輩たちが頑張ってくれて本当に嬉しいです」と、快挙を喜び、「僕ももっともっと頑張って、みんなの目標になれるような活躍ができたら」と、思いを強くしていた。

関連記事