Tournament article

ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2007

地元・広島県尾道出身の谷原秀人が3位タイ

ホールアウト後にチャリティフォト、地元ファンへのサイン会。終始笑顔で応じていた谷原が、報道陣を前にふと我に返った。
「悔しいです。ほんと腹立つっス」。

最終18番で、この日唯一のボギーを打った。
ティショットが左バンカーのアゴにつかまった。とりあえず、フェアウェーに脱出したが3打目が寄せきれなかった。5メートルのパーパットを外した。

再びつぶやく。
「ほんと悔しいッス」

この日から、ドライバーをまた元のクラブに戻してショットは絶好調だった。
最終日にむけて、これ以上首位との差を広げたくなかった。
6打差の通算8アンダーに、自分への怒りがこみ上げてくる。

「あ〜最後の18番はほんとにショックや、もうっ!」。

しかし、ひとまず怒りをしずめてその足で練習場へ。
この日、地元ジュニアを対象に行われたレッスン会に参加した。
子供たちを笑顔で励ます。

「僕よりも上手だね!」。
来月6日には、「子供たちに、もっとゴルフの楽しさを知って欲しい」との思いから、県内でジュニアのゴルフ大会を開く。
瀬戸内高校3年まで過ごした故郷への思いは誰よりも熱い。

「明日こそ、応援してくれる人の気持ちに応えたい」。
大逆転優勝を視野に入れた。

関連記事